運命は、いつでも遠回り。

好きなもの好きと言える 勇気だけは 手放したらダメだよ

6人のお兄ちゃんと元気を出しすぎた弟と4万5千人のお客さんでお送りした、盛大なコントの話




2016年1月17日。
大倉さんのいない、6人のライブに立ち会った。4万5千人のお客さんと6人のお兄ちゃんが大倉さんを想い、一生懸命作り上げたライブ。熱かった。



本当は15日の感想も合わせて書きたかったんですが、いま頭に浮かぶのはオーラスの空気感ばかり。

まだ心の整理がつかずにいる状態です。オーラス参戦の人のブログを読んでは思い出して泣いてます。



5分前の映像も流れないまま開演時間が迫って、エイトコールする?しない?って迷ってたらステージに黒いパーカーを着た人達が出てきて。

あれ?6人しかいないよね?誰がいない?よこやまさんいる!あれ?大倉さん??まって…どういうこと…??


ここからもう震えが止まらない。

信ちゃんが説明してくれる。『大倉がいません』『急性の腸閉塞』『皆さんが許してくれるなら6人で』


ざわつく客席。すすり泣く声。わたしも涙が止まらなくて。

一生懸命拍手を送った。どうしてもライブをしてほしかったから。延期されても行けないし、ここで中止になって帰るなんて想像したくなかった。


6人のお兄ちゃんは、着替えてくるわ!とステージを後にした。
よこやまさんが『みなさんもそれなりの覚悟をしてください!みなさんのおかげです!ありがとう。』と言った。そのときにわたしも、全力でこのライブを受け止めようと覚悟を決めたのだった。


開演までの時間は涙を拭くのに必死だった。メンバーにとっても一生忘れられないオーラスになるね…なんて話しながら。でも関ジミはどうなるのかな?バナナジュースの2人は無理だから、松原.のどっちかが入るかもね!って。

そして客席から響き渡るエイトコール。お願いだから出てきて、お願い…と祈るように声を出した。


大正駅から京セラに向かう映像には大倉さんがいるのに、円陣にその姿はなかった。だけどよこやまさんの白いズボンが見えなくて、よこやまさんが大倉さんの緑の衣装を着ていると知ったときにはもう涙腺崩壊…お兄ちゃん…。・°°・(>_<)・°°・。

初めて円陣に参加して、胸がいっぱいになりながら始まったライブ。


大倉!大倉!と曲中で何度も呼んだり、大倉さんのうちわを持ったりしている6人のお兄ちゃんは一生懸命で、来てくれたお客さんを何とかして楽しませなければ、という気持ちが痛いくらいに伝わってきました。

がむしゃら行進曲を大倉さんの衣装で踊るよこやまさんの背中をずっと見ていました。本当に、頼もしく思いました。
よこやまさん、悔しかっただろうな。7人揃ってオーラスを迎えられなかったこと。みんな、悔しいだろうな。


ズッコケ男道では、いつものよこやまさんの衣装だとシャツ姿で、ボタンを下から何個か外してお腹を見せることが多かったのですが、この日は大倉さんのTシャツだったので、おもむろに脱ぎ出したときにはひゃ〜〜〜!!!って思いました( ゚д゚)笑

文字通り一肌脱いだよこやまさんは、白くて美しく引き締まった上半身を見せつけ、そのままゆっくりと腰を回すなんて…(墓)

メンステに戻ってきたりょーちゃんはよこやまさんが裸であることに気づき、はぁ?よこやまくん?なんで脱いでるん?と言わんばかりの顔をしていておもしろかったです。笑


そして信ちゃんが挨拶しているときにドラムセットに座るよこやまさん。バスドラを踏んだり、シンバルをシャーンと叩いたり。『大倉よくやってるよな』なんて言いながら。


バンドゾーン1曲目は、『ふりむくわけにはいかないぜ』。
大倉さんのいない、空っぽのドラムセット。
遠くにいるたこやきオーケストラのドラマーさんにスポットが当たっていて、大倉さんのパートを叩いてるのがわかった。だけど音量は最低限のもので、小さめにしてあったと思う。

こんなに、よこやまさんのタンバリンの音が聴こえたのは初めてだった。
タンバリンの音が鳴り響いていた。
よこやまさんの奏でる音がハッキリ聴こえる機会なんてほとんどないのだ。
本当は嬉しいはずなのに、喜びたいのに、どうしようもなくさみしかった。

ふりむくわけにはいかないぜ!と何度も叫んだ。そう、ふりむくわけにはいかないんだって。改めて歌詞の意味を噛みしめた。何度も何度も自分に言い聞かせるように叫んだ。


大倉さんのドラムセットが空っぽのままムビステが動いていく。
その中で『まだまだ終わらないから』『不安だってわかり合って 笑ってたいね』と歌うエイトさん。

言ったじゃないかでは、今ツアーで一度もセリフを変えたことがなかったよこやまさんが、『昨日まで元気やったやないか!!!』って言ってびっくり!!!すばさん、信ちゃんとセリフ変えてきてよこやまさん焦っただろうなぁ、頑張ったねぇ…と親目線になりました。


楽屋映像からキャンジャニちゃんの後ろ姿の映像に変わったとき、いつもはキャー!!!って言っていた客席が、この日は静まり返っていたのを忘れない。


倉子の代わりに丸子に悪口を言う安子は、二重人格になっていておもしろかったし(安子『憑依型なの』)、丸子は倉子がいなくて調子クルーニーだったし(横子お姉さま『やっぱり丸子には倉子が必要ね』丸子『すっごく不安!』)、錦子ちゃんはがっびーん!を困りながらも一生懸命やっていたし、倉子がいないことで三馬鹿がステージに残ったことに気づいた村子さまが可愛かったし、『わたしの好きなところを言ったら、ハケてあげる♡』ってよこすばを困らせる村子さま最高だし、すば子さまが『タートルネックを着てるときは本気よ』『最近5着買ったらしいわよ』ってよこやまさんの暴露し始めて横子お姉さま照れまくるし、すば子さまと横子お姉さまが倉子の好きな人のドーンドン♡映像を観て『可哀想に見えてきたわ』って言ったのも笑えたし、天丼のやりとりを倉子の代わりに横子お姉さまがやっていて、思わぬよこすばが見れました。


夏の恋人では、マル氏が1人で踊ってるのに気づいたよこやまさんがささっとフォローして、でも照れてるしぎこちないのが可愛かった。

そして振り返って『ごめんね』。今回のツアーで一番素敵な『ごめんね』だったと思います。かっこよかった!!!


MCでは、『大倉頑張ってたもんな』って言うよこやまさんが、とってもよこやまさんらしいなって思いました。


渇いた花。『ありがとう、ヒナ』って握手する、この最後の尊い瞬間に立ち会えたことに感謝します。

バナナジュース。15日はりょーちゃんがずっとよこやまさんを見つめ続けて、よこやまさんはトランペットに視線を落としたままで終わったので、オーラスで見つめ合ってセッションしている姿が嬉しかったです。
お互い好きなのに、素直になれないよこりょがもっともっと大好きになったツアーでした。本当におつかれさまでした。

そしてmystore。
今思えば次の曲がKINGだから、出れるのはすばさん一択だったわけです。大倉さんの衣装を着るすばさんは萌え袖で、ズボンもブカブカで、可愛いのかたまりでした!立ち位置もわからないままニコニコしながらムビステを駆け回るすばさん。楽しませてくれてありがとう。


mystore組が小学生のまま、わちゃわちゃのKING。よこやまさんはいつも通りのバンダナよだれかけ姿でかっこよく踊ってました。

WASABIは、よこやまさんのジャンプ力がK点越えしてました!!!笑
確実に浮いてました!ヘドバンもしすぎて飛んでいきそうでした!
よこやまさんと大倉さんが向かい合わせになって頭抱える振り付けがあるんですけど、よこやまさん一人でやっていて…よこやまさんも目の前に大倉がおらん…って思ってるだろうなって…。

韻踏ィニィティの『俺んとこ来いや』はちょっとだけ、ちょっとだけよこやまさん期待したけどりょーちゃんかっこよかったです!低音voice!!!

そして『元気出して 顔上げな』って言ってくれて。『肝心なのは負けない心だぜ』って。本当にその通りだなと思ったのでした。


ハイスピ〜勝手に仕上がれ。
『K!A!N!J!A!NI!EI!GHT!』は、自分を奮い立たせるように、そして目の前にいる6人のお兄ちゃんに、大倉さんに届くようにと願いながら叫んでいた。涙で叫ぶ声が震えた。これが最後になるんだなって。
曲を締めるタイミングも、いつもなら全員が大倉さんを見つめて、せーの!ってするのに、6人が見つめる先には誰もいなくて。どこかフワフワした終わり方になったのが印象的だった。

すばさんの挨拶。さっきまでニコニコしていた人が泣いている。どれだけ不安とさみしさを抱えて、このライブをしてくれたんだろう。ここにいるメンバーもお客さんもスタッフも全員が不安でさみしくてしょうがなかったんだ。


侍唄。『あたりまえの日々を感じたい』とこんなに願った日はない。あたりまえなんてないよって、こんなことがないと気づけない。『約束の場所へ いつかまた逢える場所へ』また来れるように頑張ります。


アンコールでは、毎公演楽しませてくれた気球の貴公子。あんな怖そうな気球ブランコに乗って脚を振り回し、天皇お手振りをするよこやまさんが大好きです。
何かの曲で大倉さんパートを誰も歌わずシーンとなって、マル氏が悔しそうな顔をしていたのを覚えてます。


大倉さんに捧げる、元気が出るSONG。
大倉さんのうちわに向かってギュッと集まり『ずっと一緒』と歌うエイトさんの、永遠を願わずにはいられない。
大倉さんのパートも、サビもみんなで歌ってたら、なんだか泣けてきて、もうどんだけ泣けばいいんだよ…って思ってたら、りょーちゃんが『お大事に…』って替え歌してきて大爆笑!!!
泣きながら笑うってこういうことだなって!盛大なコントにふさわしいオチでした!!!

Wアンコも期待してエイトコールをして、出てきたけど『男の美学by錦戸』『7人揃ってから』ってことで曲はなし。
一曲でも長く6人のお兄ちゃんを見ていたかったけど…せっかくのオーラスだったけど…そう言われてしまったら仕方ない。
手を振ってお別れしました。
今度は7人の笑顔が見れますように。



…長っ!!!!!
こんな長い文章誰が読むん?ごめんなさい!自分の記録用です!どうしても文章に残しておきたかった!


4万5千通りの想いがあると思うから、その場にいた1人として書きました。
言葉にするのは難しいけれど、あのとき6人でライブをやるって決心してくれて、最年少の弟を想い、一生懸命お客さんを楽しませようと笑わせようとしてくれたお兄ちゃんたちは、わたしが大好きで大好きでたまらないエイトさんでした。


そしてこの元気が出るLIVEのセトリが、オーラスために作られたんじゃないかってくらい、完璧だったなって思います。曲からのメッセージに助けられた。ああそうか、元気が出るLIVEってこういうことだったのかって。腑に落ちたというか。もし大倉さんの欠席がニズムだったとしたら中止しか選択肢になかったかもしれない。

北海道の夏休みから、元気が出るCDから始まった盛大なコントは、誰もが予想していなかった形で幕を閉じました。本当はあの場にいなかったみんなにも見てほしいんです。オチを見届けてほしい。

だから、できることなら映像として残してほしいなと思います。ずっとこのオーラスのことを忘れないように。



最後になりますが、元気が出るLIVEで関わってくれた全てのみなさま、本当にありがとうございました!!!

札幌東京名古屋大阪6公演、遠征(飛行機3往復)、とっても楽しかったです!こんなに楽しい日々はないです!

また、あそぼな!!!