運命は、いつでも遠回り。

好きなもの好きと言える 勇気だけは 手放したらダメだよ

不確かな日々に潜んだ確かな今を





昨日のベストアーティスト、よこやまさんの悲しんでいる表情を見てしまってから、時が止まったように思える。


数十分前まで、わたしは関ジャニ∞のLOVEメドレーが『強く 強く 強く』だということに散々文句を言っていた。『強く 強く 強く』が嫌いなわけではない。ただ、ラブソングを視聴者に投票させておいて、明らかにやらせな結果になったことに憤りを感じていた。けどもうそんな話はどうでもいい。


夜ご飯を食べながらベストアーティストを観ていたのだが、何やら深刻な雰囲気を感じ取ってテレビに目を向けた。
田口くんがジャニーズ事務所を退社…えええええええ?


ありえないと思った。ある程度人気のあるグループのメンバーが辞めるなんて、ジャニーズ事務所を退社するなんて、田口くんは何かとんでもないことをやらかしたんだと思った。そうじゃないと納得できない。そんな簡単に辞めてもらっちゃ困る。わたしは田口くんの担当ではないけれど、誰かの自担で誰かの生きる糧で誰かのたった一人の愛する人なのだから。


よこやまさんが心配だった。入口出口田口でーす!というお決まりの挨拶を考えたのはよこやまさんだった。よこすばと田口くんはよく旅行に行っていた。田口くんはよこやまさんを慕っていて、そんな田口くんをよこやまさんも大好きだったと思う。よこやまさん、泣いてないかな?


1回目のLOVEメドレー、関ジャニ∞の『強く 強く 強く』が始まった。

よこやまさんの顔を見た。
どこか遠くを見て(それはいつもだけど)悲しい顔をしていた。
他のメンバーを含め、全員が笑わない。



信じられるモノを見つけたのに
君はいつでも「これじゃない」と
作った景色をなぐっては壊した
ありきたりな言葉 「大丈夫?」に
背を向け走り つまづいた
それが本当の愛だとは知らずに
かくした笑顔は誰のために それを探しに行こう
君が手をのばした空の青が広がって
痛み 悲しみも ありのままに
歩け 強く 強く 強く

強く 強く 強く/関ジャニ∞



この歌詞の意味がこんなにしっくりくるなんて思わなかった。笑顔でラブソングを歌う他のグループを見ても、今の自分の気持ちに合わなくて、共感できなくてどうしようもなかった。

関ジャニ∞だけが、田口くんの発表を受けて悲しんでいる自分と寄り添ってくれている気がした。
一緒に泣くことができた。無理して笑わなくてもいいんだって思えた。

何事もなかったように進んでいくベストアーティストの中では暗すぎてみなさんの印象にはないかもしれないけど、わたしは関ジャニ∞に勇気をもらったと言いたい。素晴らしかったと言いたい。いつもは明るくて元気というパブリックイメージに忠実で一生懸命だけど、悲しいときにはお通夜みたいにしんみりしちゃう、そんな人間臭いところが関ジャニ∞だなって。


侍唄前のよこやまさんと翔さんのやり取りをみなさんは見ただろうか。
よこやまさんが悲しい顔をしているのに気づいた翔さんが、よこやまさんにぽんぽんってして、『気持ちはわかるけど、頑張れ』『そうやな、ごめんごめん』のようなアイコンタクトを取っていたのを。

翔さん気づいてくれてありがとう。田口くんの発表が悲しくてしょうがなくて、一切笑えないでいる、そんなよこやまさんのことに気づいて心配してくれる人がいる。励ましてくれる人がいる。隣でまるるが精一杯ふざけてくれている(よこやまさんはそれを見る余裕なし)。くららもずっとよこやまさんのことを気にしてチラチラ見ていた。


わたしはよこやまさんの担当だから、よこやまさんが悲しんでるのを見て自分も悲しくなってしまったので、自分の視点で今回の田口くんの出来事を書いている。全部悪い夢だったらいいのに。


ブルームーンのときに、わたしがファンレターに書いたよこやまさんへの願いは
『これから何があっても、ジャニーズとして、関ジャニ∞としてずっと目の前にいてください』
だった。わたしの願いはこれしかない。
失いたくないから、どうしても永遠を求めてしまう。関ジャニ∞が永遠に続いてほしいから、わたしはCDを買って、DVDを買って、ライブに行って、ツアーグッズも買って、周りに布教活動もしながらこれからも日々を過ごしたいと思う。ファンができることは関ジャニ∞にお金を払うことしかない。

いつか永遠と呼べるまで、明日も明後日もわたしはこうやって生きていく。




笑ってる僕の隣にはいつも君がいた
嬉しそうな僕を見て君はまた笑った
不確かな日々に潜んだ確かな今を
明日も明後日もずっと繋いでいこう
いつか永遠と
呼べるまで

元気が出るSONG/関ジャニ∞